夏と肌

今年沖縄は平年より12日も早く梅雨明けをしたそうです。

関東はもう少し先になりますが

梅雨が明けると夏も本番。

1年の中でも夏は、高温多湿に紫外線も強くなり、さらにエアコンによる乾燥で肌へのダメージが大きくなる時期です。

 

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3つの層と、血管・毛根汗腺・皮脂腺・神経細胞などの器官からなっています。

もっとも外側の層、表皮では皮脂と汗が混ざり合って皮脂膜をつくり皮膚の乾燥を防ぎ、皮膚は埃や細菌などからも身体を守り体温を一定に保つ働きをしています。

 

表皮の基底層という部分では絶えず新しい細胞がつくられ成長しながら上へ移動し、そうして表面まで移動した細胞はやがてアカとなって自然にはがれ落るターンオーバーが行われています。

年齢や個人差で周期は変わるようですが、このターンオーバーは28日から56日かけて行われるそうです。

年齢とともに傷が治りにくくなるというのはこの周期の変化が影響しているようですね。

 

同じサイクルでの生活の中ではこのターンオーバーは乱れないようですがストレスや生活リズムが崩れたり、急激に強い紫外線や長時間紫外線を浴びることでこの周期が乱れてしまい

肌がくすんだり、乾燥がひどい、肌が硬くなる、小じわができたり、ニキビなどの肌トラブルを起こしやすくさせてしまうようです。

 

紫外線が入ると表皮にある細胞が有害な成分を取り込み守ろうとしてシミやそばかすの原因になるメラニンを作ったり、角質を厚くし、また多く分泌された皮脂はそのままにしておくと酸化し肌へ悪影響を与え、メイクをする女性にとってはさらに負担が増えてしまいます。

 

エアコンの効いた環境では汗が引き肌がサラサラになりますが、脂はそのまま残るようですので皮脂を洗い流し保湿をすることが大切になりますね。

 

そして肌を内側から健康にする栄養素としてはビタミン・ミネラル・たんぱく質があげられます。

 

亜鉛やマグネシウムなどのミネラル。

カキやイワシの煮干し、大豆や干しヒジキなどに含まれ新陳代謝を円滑にするといわれています。

 

血色を良くする鉄分は豚レバーなどに多く含まれます。

 

お肌にハリやツヤを与えるたんぱく質は大豆や肉、魚類。

豚レバーなどに含まれる鉄分は血色を良くします。


ビタミンAはカボチャやニンジンなどの緑黄色野菜や鳥や豚のレバー、ウナギなどに多く含まれています。

肌のターンオーバーを促進させてくれるようです。

 

ビタミンB群は豚肉や大豆、卵、マグロやカツオなどの魚類に多く含まれています。

皮膚や粘膜の発育を促し乾燥肌やニキビの予防に良いようです。

 

ビタミンCはイチゴやみかんやキウイフルーツなどの果物類に含まれます。

シミやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑制したりコラーゲンの生成にも関与しているようですよ。

 

ビタミンEはアボガドやナッツ類に多く含まれ血行促進や抗酸化作用があるようです。

 

そして夏でも湯船に浸かり身体を温めることは大切でエアコンや冷たい飲食で冷えた身体を温め

お肌のケアにも繋がります。


 

紫外線、暑さ、エアコンによる乾燥で夏は肌や髪へのストレス要因が大きくなり、秋が始まるころにダメージが出てくるようです。

実年齢より老けて見えてしまう「夏老け」などと言う言葉を目にしました。

自分にあった紫外線対策やお肌のケアを意識しながら睡眠、バランスのよい食事、適度な運動をして夏老けの原因になるトラブルをおさえて過ごせるとよいですね

 

つくばの癒し処

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