女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢時に節目を迎え、体に変化が訪れると言われています。
テレビCMでも聞いたことがありますが、これは中国最古の医学書と言われる『黄帝内経』という書物に記されているそうです。
女性は21歳で身体が出来上がり28歳の時に身体がもっとも充実し35歳から衰えが始まるそうです。
また男性は24歳で身体が出来上がり32歳の時にもっとも充実し40歳から衰えが始まるそうです。
生活習慣などからの個人差もあると思いますが、この倍数の年齢をみていくと体調の変化の節目に当てはまる方も多いのではないでしょうか?
中医学では内臓も気というエネルギーで動き、気が滞ると働きが悪くなり
その内臓と密接に関係する場所にも影響を与えると考えられています。
男女ともに50代に入ると肝気が弱まると言われています。
イライラや眼の疲れ、体力低下が現れ
肝を病むとは、疳の虫など癇に関わり『癇癪』つまり怒りを爆発させる病だそうです。
肝は眼、、胆、爪、筋などと繋がりがあり
肝の状態が爪の色形に現れるようです。
胆が弱くなるとストレスへの抵抗力が落ちるともいわれます。
眼のケアそして筋肉が衰えないように注意していくことも大事になります。
60代は心気が衰えると言われます。
心はすべての精神活動をつかさどると言われています。
そして心臓と同じように血液を身体全体にめぐらす働きをしているので心気が衰えると
顔の色つやに影響し、動悸、息切れ、不眠などが症状としてあらわれるそうです。
血行を良くする対策をしていくことが大事になりそうです。
疲れをとるケアや睡眠の質を少しでも上げていける工夫ができたらよいですね。
70代は脾気が虚弱になると言われています。
脾は胃と一体に働き消化吸収の働きをして気と血を生み出す源だそうです。
気は生命活動をいとなむエネルギー。
胃との関わりもあるので、食欲不振や便秘。
消化器系のトラブルが出やすくなると言われています。
脾は湿気を嫌うそうなので梅雨時期に胃腸を崩しやすいというのはこれに関わるからかもしれませんね。
消化器系のケアを意識して健康に過ごせたら良いですね。
年齢によって身体のある一部や心にトラブルが起きやすくなるようです。
黄帝内経には「未病」と言う言葉が出てくるようですが、この未病とは体表に症状はでていないが身体が病気に進行しつつある状態のことを指すそうです。
生活習慣病というものもこれにあてはまるのかもしれません。
普段の生活、発病前の段階でのケア、治療がいかに大切かと言うことになってくるのでしょう。
この年齢の倍数を目安にお身体のケアを心がけ、歳を重ねていく過程で調子を極端に落とさないように病気の予防をしていきたいですね。
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