呼吸

生体は外界から酸素を摂取し,二酸化炭素を排出します

そのガス交換の働きを呼吸といいます。

 

無意識に行われている呼吸ですが

呼吸法は、大別すると肋骨を動かし胸郭を広げる胸式呼吸と横隔膜を使いお腹を膨らます腹式呼吸になります。

 

私たちは普段、胸式呼吸をしていますが、呼吸が浅く短いものになりがちです。

この短い胸式呼吸は交感神経を刺激し、心身の疲労などが加わると呼吸はさらに浅くなり、より交感神経が優位に働くようになるそうです。

 

交感神経が優位になり緊張状態にある時、深呼吸をして心を落ち着かせることはみなさんもされたことがあるとおもいます

 

腹式呼吸は鼻で息を吸いながらお腹をふくらませ吐く息でお腹をへこませる腹圧をかけた呼吸になるため

胸式より呼吸のリズムが自然とゆっくりとなります。

腹式呼吸をすると、肺の下にある横隔膜が上下運動しますが

この横隔膜動きと自律神経は密接な関係があるようで、横隔膜の動きをつけ呼吸をすると、副交感神経が優位になり、心身のリラックへと繋がるようです。

 

腹式呼吸は精神安定、血圧上昇抑制、脳の活性化などへの効果が高いそうですよ。

 

身体の筋肉が緊張していると呼吸が浅くなりがちです。

背中、肋骨、お腹まわり、首肩の筋肉を柔軟にし、横隔膜や胸郭の動きを良くすることで呼吸もしやすい身体になると思います。

 

就寝前には副交感神経を優位にする腹式呼吸をしてから寝てみると良い睡眠がとれるかもしれませんね。

 

ピラティスでは胸式呼吸を使うようですが胸式呼吸にはまた胸式のメリットがあり

身体を活動的な状態にしたり瞬発力を使う運動などでは胸式呼吸が有効なようです。

ダイエットを目的としたエネルギーの消費効率を上げる効果も高いようですよ。

場合に合わせながら呼吸法を取り入れお身体の状態をコントロール出来たら素晴らしいですね。

 

唯一、自律神経を意識的にコントロールできるのが呼吸法なのかもしれません。

 

呼吸法とはまた別な話になりますが、子供たちにも増えてきているようですが口で呼吸をしてしまっている方が多いようです。

原因として鼻の疾患や口周りの筋肉の状態や骨格が関係する場合もありますが

口からの呼吸は喉を乾燥させたり、ウィルスが喉へ直撃するため風邪などひきやすくなると言われています。

口の中が渇くために口臭も出やすいようです。

風邪やインフルエンザが流行る時期は特に鼻からの呼吸を心がけてくださいね。

 

 

 つくば市竹園の癒し処ナチュラルベース

 

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