腰痛にはいくつかの原因があり、痛みを出す原因には筋肉・骨・関節のトラブルが考えられます。
今回は筋肉、筋膜からくる筋筋膜性腰痛について・・・
デスクワークなど同じ姿勢が続いたりオーバーユースによる疲労の蓄積で重だるい痛みがでたりおさまったりする慢性的なもの。
スポーツなどで正常の可動範囲を超え無理な姿勢などから出るぎっくり腰と言われる急性のものがあります。
ぎっくり腰は床にある新聞を取ろうとした時や、くしゃみをした時などの何気ない動作時にも腰を痛めてしまったなんて話も聞きます。
骨や椎間板や関節には異常がなく、原因は筋肉に過度なストレスがかかり筋緊張の発生やそれに伴う筋繊維の損傷で痛みがでます。
この筋筋膜性の腰痛にはインナーマッスルと呼ばれる大腰筋や腸骨筋という深層の筋肉の緊張、収縮も大きく影響されるとも言われていますので他の筋肉を緩めると同時に腰のインナーマッスルの緊張も緩めていくことが効果的です。
急性の場合は痛みや炎症の改善の経過を見ながら関連筋を緩めて行くことも大切です。
ぎっくり腰の予防にも腰の疲れが蓄積されないよう普段のメンテナンスが大事です。
内臓の影響、精神的なところからも腰痛は出ると言われております。
夜間痛や急性のもの痺れなどが伴う場合には安静にし、まずは医師の診断が必要です。
東洋医学から腰痛をみていくと・・・・
寒湿(カンシツ)による腰痛・・・腰痛の原因が冷えや水分の代謝異常が関係しているようです。
症状としては腰部が冷えたり、痛み、局部を冷すと悪化する、 雨天や寒冷時に悪化する症状が出るようです。
おなか、手足の冷え、足のむくみなどの症状が現れやすいようで、身体を冷やす事を避けて、腰まわりを中心に温かくして余分な水分を排出させることが大切です。
腎虚(ジンキョ)による腰痛・・・加齢からくる腰の痛みということですが若腎虚という言葉もあるようで30代40代の方にも出ているようで、慢性の痛みになりやすいようです。
症状は動くと痛みが出て休むと楽になる。耳鳴りを伴うようなこともあり、温めたりマッサージをすることで一時的に楽になるようです。
ウォーキングなどの外での運動や精神面の休養が大事だと思います。
塩分の過剰摂取も腎虚につながるようです。
腎の経絡につまりがでることで耳鳴りが出る場合があるなんて事も聞いたことがありますので改善しない耳鳴りもこれに関係する場合があるのかも?しれませんね。
瘀血(オケツ)による腰痛・・・血液のめぐりが悪く停滞していることで起こる腰痛。
症状は腰を押すとコリができており、強い痛みがある、夜中に腰がうずくなどが瘀血タイプの腰痛の特徴があります。
脂っぽいものの食事やお酒の飲みすぎなど食生活も瘀血に繋がるようです。
女性の場合は、腰痛に加えて、生理痛、便秘、肌のくすみなどが出てきたら、瘀血タイプの腰痛の可能性が高いようです。
食生活を見直してみたり 、運動を取り入れてみたり、お身体の状態から漢方を処方してもらうことも改善策の一つかもしれません。
だいぶ気温も下がるようになってまいりました。
お身体冷やさぬようお過ごしください。
つくば竹園の癒し処
ナチュラルベース
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